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粉じん防爆送風機

粉じん防爆送風機

粉じん防爆送風機は、可燃性粉じんが存在する危険区域で安全に運転するために設計された防爆構造の送風機であり、石炭鉱山・金属鉱山・粉体処理工場・製粉工場・化学工場などにおいて粉じん爆発リスクを抑える重要な機器です。粉じん爆発は、可燃性粉じん・酸素・点火源の三要素が揃うことで発生するため、粉じん防爆送風機では、送風機自体が点火源にならないよう、構造や材質、電気機器の選定において厳格な防爆設計が行われます。鉱山では、粉じん防爆送風機を主扇・局所送風機・集じん送風機として適切に配置することで、坑内の粉じん濃度を抑制し、安全な採掘環境を維持します。

粉じん防爆送風機の防爆設計では、まず電動機に防爆型電動機を採用し、電気火花や高温部分が粉じん雰囲気に直接触れないようにします。また、羽根車とケーシングの間隔を適切に設定し、異物噛み込みによる摩擦火花や衝撃火花の発生を抑制します。羽根車材質には、火花発生リスクの低い材料や、銅合金と鋼材の組み合わせなどが用いられることがあります。さらに、接続部のガスケットやシール構造を適切に設計することで、送風機内部と外部の粉じん雰囲気の異常な混合を防ぎ、防爆区画としての機能を確保します。

鉱山現場では、粉じん防爆送風機は石炭粉じんやメタンガスが共存する厳しい環境で使用されるため、粉じんだけでなくガス防爆の観点も含めた総合的な安全設計が必要です。防爆送風機は、主換気系統では防爆・排気式軸流送風機として地上主扇に採用されるほか、局所集じんや粉じん排風設備にも配置されます。粉体工場やサイロ設備では、粉体搬送ラインや集じん設備の負圧源として粉じん防爆送風機を設置し、粉じん濃度を制御するとともに、防爆ベントや爆発圧力緩和装置と連携したトータルな防爆対策を行います。

運用・保守では、防爆構造を損なわないよう、粉じん防爆送風機の点検・整備は防爆規格に基づいて慎重に実施する必要があります。ケーシングや端子箱の締結ボルト、ガスケットの状態、ケーブルグランドの気密性などを定期的に確認し、防爆性能を維持します。また、羽根車の摩耗や変形、異音・振動の増加は、摩擦火花の潜在リスクとなるため、早期に原因を究明し修理を行うことが重要です。記録に基づいた保守履歴管理と定期的な防爆性能の点検により、粉じん防爆送風機は鉱山および粉体産業における粉じん爆発リスク低減の要として、安全な換気・集じん運転を継続的に支えます。

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