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坑内用押込式送風機

坑内用押込式送風機

坑内用押込式送風機は、掘進切羽や採掘切羽に新鮮な外気を送り込むために使用される局所送風機であり、「押込式局扇」とも呼ばれます。主換気送風機が鉱井全体の大きな通気流を作り出すのに対し、押込式送風機はフレキシブルダクトを通して切羽近くまで風を押し込み、作業員の呼吸域に十分な酸素を供給するとともに、粉じんやガスを希釈・排出します。FKシリーズなどの坑内用押込式送風機は、鉱山の掘進作業において最もよく使用される機器のひとつであり、通気安全を確保するうえで欠かせない存在です。

押込式送風機の運転原理は、軸流送風機と同様に羽根車の回転によって空気を軸方向に送り出すものですが、その特徴はフレキシブルダクトと組み合わせて使用する点にあります。送風機出口にダクトを接続し、切羽側へ数十メートルから数百メートル延長することで、坑道奥深くまで新鮮空気を届けることができます。押込式は、切羽に向かって風を押し込むため、作業エリアに正圧を作り出すことができ、粉じんやガスの逆流を抑制する効果があります。特に、掘進長が伸びるにつれて自然通気だけでは風が届かなくなるため、押込式送風機の役割はさらに重要になります。

坑内用押込式送風機には、携帯性と耐久性が求められます。掘進が進むたびに設置位置やダクト長を変更する必要があるため、本体はコンパクトで扱いやすく、吊り下げや床置きなど柔軟な設置ができる構造が望まれます。また、坑内では湿気や粉じん、落石などの厳しい条件にさらされるため、堅牢なフレームと耐食性のある塗装、信頼性の高いモーターが必須です。防爆が必要な炭鉱では、防爆電動機との組み合わせや防爆スイッチの採用によって、安全に運転できるよう配慮します。騒音の低減や振動対策も、作業環境改善の観点から重要な要素です。

押込式送風機を効果的に運用するには、適切な風量選定とダクト設計が不可欠です。切羽の人数、作業機械の種類、粉じんやガスの発生量に応じて必要風量を算定し、ダクト径や長さ、曲がりの数を考慮して送風機の静圧を決定します。必要以上に大きな送風機を選定すると電力コストが増加し、逆に小さすぎると安全な換気が確保できません。インバータ制御を用いれば、掘進の進捗や作業時間帯に合わせて風量を調整でき、省エネと安全性の両立が可能です。坑内用押込式送風機は、局所換気の要として、鉱山の安全操業を支え続ける重要な局扇です。

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